目倉の豊前刀鍛刀場跡 目倉の豊前刀鍛刀場跡付近
今は、住人のいない廃屋のような建物がありますが、藩最後
のお抱え鍛治であった紀 政広に師事した紀 政行(1856〜
1945)が、この地に鍛刀場をもうけ、昭和9年には、その子
政次との合作の短刀が帝国美術展に入賞するなど、
わが国有数の刀匠として名を成しました。しかし、政次の死後
備前伝晒鍛の秘伝は永遠に小倉の地から消えました。
 この道路は秋月街道です。目倉の豊前刀鍛刀場跡は
左側になります。