基山町の神社巡り


1 若宮八幡宮  鎮座地:3区・木山口
    
祭神  大鷦鷯尊(おおささぎのみこと) 天照皇大神 素盞鳴尊(すさのおのみこと)
    
創建  承応3年(1654)頃
 
   祭礼  1月1日:元旦祭 1月10日:十日恵比寿 7月:願成就
         7月13日〜15日:祇園祭 9月15日:放生会
 長崎街道沿いの新町として木山口が
 誕生したころに鎮守として創建された。
 長崎街道に面した鳥居
 境内には恵比須様も祀られている 
 1月10日には十日恵比寿祭が行われる
 長崎街道沿いの鳥居の後ろに祀られている

2 山神社 鎮座地:3区・千塔(千塔山
            開発に伴い現在地へ遷座)
   祭神  大山祇神
   創建  不詳
 
   祭礼  7月第一日曜日:願成就 
         9月第一日曜日:願成就  
        12月第一日曜日:行く年を偲ぶ座 
 
3 高木天神社  鎮座地:9区・秋光
  祭神  高木某之霊
  創建  不詳
  祭礼  7月9日:願成就
 旧宮浦村小名千塔の鎮守  境内に実松天神社があり、祭神実松三郎之
  霊が祀られている。ともに荒穂神社有功の
  士では?

4 天満神社   鎮座地:1区・中隈
  祭神  菅原道真公
  創建  村上天皇の御代(946〜966)
  祭礼  7月17日:よど祭
                           
 園部一帯から秋光へわたる地域に勧請した七天神の一 氏子は長谷川組全戸 
 社殿は老朽化と土地開発により改建が重ねられている



5 宝満神社   鎮座地:1区・正応寺
  祭神  玉依姫命(
たまよりひめのみこと) 誉田別尊(ほんだわけのみこと) 
       息長足姫命(
おきながたらしひめのみこと
  創建  天武天皇4年(675)
  祭礼  3・9月:社日祭 8月上旬:夏越祭 10月17日に一番近い日曜日:例祭(御仮殿まで
       の神幸供奉行列) 11月30日:神待ち籠り焚き
 筑前国竈門山宝満宮より分霊を勧請、園部村地主神尉翁宮の地に社殿を建立し
 基肄郡園部庄の県宮とした。旧園部(上・下)村、金丸村の氏神。明治6年村社に
 列せられ現氏子は1・2区の全戸

6 隼鷹天神社   鎮座地:2区・小原
  祭神  高皇産霊神(
たかみむすびのかみ
  創建  不詳
  祭礼  7月25日:よど祭、田植えあがり祝 11月30日:籠り焚き
 小原の鎮守

7 山神社   鎮座地:2区・柿原
  祭神  大山祇神
  創建  不詳
  祭礼  5月1日:苗代願成就 7月1日:植付願成就 7月13日:水害を偲ぶ祭 
       9月25日:風止め願成就 10月17日:秋祭(供日)
 大山祇神を祀る 柿原地区の鎮守
 右の堂は観音堂                                観音堂の祭壇
8 山神社   鎮座地:2区・古屋敷
  祭神  此花開耶姫命(
このはなさくやひめのみこと
  創建  不詳
  祭礼  2月:風除願成就 7月25日:よど祭 11月30日:籠り焚き
 古屋敷地区の鎮守 鳥居から社殿まで70m近くあり、道は荒廃し獣道程度の上り坂

9 熊野神社   鎮座地:2区・小松
  祭神
  此花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと
  創建  基山山頂にニニギノミコトと一緒に祀られていたが、契山に分祀、爾後小松へ遷向
  祭礼  10月15日:祭 1月15日・7月17日:提灯とぼし
 小松地区の鎮守 明治初期に社名を熊の神社を改めたが、小松の住人は権現さんと呼んで
 いる  祭礼は以前から大興善寺がかかわっている



10 宮地嶽神社  鎮座地:3区・鎮西隈
  祭神  神功皇后 勝村大神 勝頼大神
  創建  元治(1864〜1865)頃
  祭礼  年1度:願成就 
       11月30日:神待ち籠り焚き
11 伊都那社  鎮座地:3区・才ノ上
  祭神  経津主命(ふつぬしのみこと)
  創建  不詳
  祭礼
 11月30日:神待ち籠り焚き
 鎮西隈地区の鎮守 筑前宮地嶽宮から分霊
 を勧請


俗に「おたけさん」という 最近の開発により西方丘陵上から遷座 才ノ上組合で祀る
12 八幡神社   鎮座地:4区・辻
  祭神  応神天皇
  創建  不詳
  祭礼  7月第一日曜日:願成就 9月第一日曜日:願成就 11月30日:籠り焚き 
       12月第一日曜日:神座
 辻・引地組合全戸が氏子


13 熊野神社   鎮座地:4区・一井木
   祭神  伊邪那岐神
(いざなぎのかみ) 伊邪那美神(いざなみのかみ) 
       素盞鳴尊(すさのおのみこと)
   
創建  不詳
   祭礼  7月第一日曜日:願成就 9月第一日曜日:願成就 11月30日:籠り焚き 
        12月14日に近い日曜日:神座
水上・田中・一井木全戸が氏子

14 八龍天神社  鎮座地:4区・仁蓮寺
   祭神 彦火火出見尊
(ひこほほでみのみこと)
   創建 不詳
   祭礼 7月25日に一番近い日曜日:よど祭
15 麻生天神社  鎮座地:4区・仁蓮寺 
   祭神 麻生上総之助霊
   創建 不詳
   祭礼 7月25日に一番近い日曜日:よど祭
 祭神は祈雨の対象 仁蓮寺組合全戸が氏子 


 麻生上総之助は筑前名島城主・小早川秀秋
 の家臣で、天正年中(1573〜1591)の兵火で
 焼失した荒穂宮の社殿を再建し、神領を寄進
 している
 麻生天神社の氏子は仁蓮寺組合
 の全戸

16 荒穂神社   鎮座地:4区・宮脇
   祭神  瓊瓊杵尊(
ににぎのみこと) ほか6社 
   創建  孝徳天皇の御代(645〜654)松津(基肄)国造物部金連の後裔金村臣による
   祭礼  1月1日:元旦祭 2月19日:春祭 7月19日:夏祭 8月1日:茅の輪・人形流し
        秋分に日:神幸祭
 由緒は古く、格式も高かった古社 古くは式内社(肥前の国では4社)昭和15年県社 現氏子
 は 3・4・8・9区の全戸
 民俗学上では原初は基山山頂のタマタマ石を磐座として豊穣をもた
 らす自然神・産霊神と考えられる 社殿が現在地に造営されたのは貞享2年(1685) 
 神幸の芸能では災払い、風流、獅子舞、挟箱、羽熊が奉納される

 
 春祭りの一コマ  右の石:子宝石
  中の石:高良の神が投げた石、指の跡形
       がある
  左の石:基山山頂から神馬が飛び降り蹄の

        
跡形が付いている


17 住吉神社   鎮座地:6区・丸林
  祭神  底筒男神
(そこつつのおかみ) 中筒男神(なかつつのおかみ) 表筒男神
  創建  不詳
  祭礼  毎月1日:朔詣 7月1日:願成就 9月1日:願成就 12月15日:大祭
 水門の鎮護社か、水分(みくまり)の神を祀ったものと推測される ここで筒川の水を汐井タゴに
 汲み老松神社にお供えしてお参り、そのあと神社の周りと自宅にお汐井の水を振っている

18 老松神社   鎮座地:6区・城戸
  祭神  老松大明神(菅原道真) 中将殿 御内宝神 八幡大神 住吉大明神 高良大明神
  創建  花山天皇の御代寛和元年(985)老松大明神を山城国北野より勧請
  祭礼  7月1日:願成就 7月第2日曜日:夏祭り 11月23日:大祭
  
 現氏子は6区の全戸 
 大祭の一コマ  お仮殿


19 印鑰神社(いんにゃく)   鎮座地:6区・城戸
  祭神  高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
  創建  不詳
  祭礼  7・9月:願成就 12月15日直前の日曜日:例祭
 平成3年に改建 池の坂組合で祀る


20 天満神社  鎮座地:6区・白坂
  祭神 菅原道真公
  創建 不詳
  祭礼 1月15日 4・7・9月第1日曜日 
21 愛宕神社  鎮座地:6区・白坂
  祭神 加具都智神(
かぐつちのかみ
  創建 不詳 旧石祠は寛政11年(1799)の
          建立
  祭礼 1月15日 4・7・9月第1日曜日
           
 白坂の鎮守 現社殿は平成3年に改建  社殿は行司田丘陵上にあったが、昭和62年
 天満神社西隣に遷座 平成元年改めて姪の
 浜の愛宕神社よりその分霊を勧請、社殿も改
 建


22 伊勢神社  鎮座地:3区・白土
  祭神 天照皇大神
  創建 不詳
  祭礼 7月中旬:願成就 
      10月中旬:秋祭り
      11月30日:籠り焚き
23 八幡神社  鎮座地:4区・向平原
  祭神 応神天皇
  創建 不詳
  祭礼 7月第1日曜日:願成就 
      9月第1日曜日:八朔節句 
      11月30日:神迎え籠り焚き 
  
 白土の鎮守  向平原の鎮守


24 伊勢山神社  鎮座地:5区・小倉(伊勢山)
  祭神  天照皇大神 萬幡姫命(
よろずはたひめのみこと) 手力雄命(たぢからおのみこと
       境内社:埴安社 祭神 埴安彦命
  創建  村上天皇の御代・天歴9年(955)11月16日伊勢皇大神宮の分霊を勧請
  祭礼  1月5日:お鏡開き 3月16日:春祭 7月16日:夏祭 10月16日:秋祭
 荒穂宮四所別宮の一で荒穂宮からの奉幣があっていた 元禄年中(1688〜1703)有志が
 祭礼を改めて興し、宝永年中に祭田をととのえ11月16日祭礼を執行、のち小倉村氏子が
 この神課に加わる 明治6年村社
 


25 老松神社  鎮座地:5区・小倉
  祭神  老松大明神 八幡大神 高良大明神 住吉大明神 御内宝神
  創建  後冷泉天皇の御代、永承年中(1046〜1052)山城国北野社より勧請
  祭礼  1月5日:御鏡開き 6月:願成就 7月19・20日:夏祭 9月:社日祭 
       10月19日:秋祭 11月30日:籠り焚き
 
 中世に成立した太宰府天満宮領小倉庄の鎮守社であろう 荒穂宮の二ノ宮


26 宗天神社   鎮座地:7区・野口
  祭神  国常立命(
くにとこたちのみこと
  創建  花園天皇の御代、正和年中(1312〜1316)の創建
 野口村成立以来の鎮守 延宝7年(1679)大野口というところより現在地へ遷座 
 氏子は野口組合全戸


27 日吉神社 鎮座地:7区・南奈良田
  祭神 大山咋尊(おおやま杭のみこと)
  創建 不詳
  祭礼 4月第一の申の日:さる祭 
      願成就(7月第4日曜日:祈願 
      9月1日:お礼)
      11月30日:籠り焚き
 
28 早馬社 鎮座地:7区・長野
  祭神 早馬天神(葉山天神)
  創建 約300年前に太宰府天満宮の
      一建造物を移転したものとの伝え
  祭礼 2月15日:御田祭 
      12月15日:はやまさ祭
 最近現在地へ遷座 氏子は南奈良田全戸 
 通称「山王さん」
 現社殿は昭和61年の改建 氏子は長野
 (小字 )全戸 俗に「はやまさ」


29 八幡神社  鎮座地:7区・北奈良田
  祭神  応神天皇
  創建  明治29年10月15日に大字長野字年ノ森より現在地へ遷座 
  祭礼  3月15日:春祭 7月25日:夏祭 8月15日:例祭 10月15日:秋祭
 北奈良田の鎮守 現社殿は大正4年に改建 


30 天満神社  鎮座地:7区・上野
  祭神  天満天神 中将殿 御内宝神
  創建  亀山天皇の御代、文応元年(1260〜1261)、太宰府天満宮より勧請
  祭礼  7月(田植え終了後):願成就 10月(稲収穫後):秋祭座
 旧基肄郡長野村の氏神 現氏子は上野全戸と長野の一部

31 天満神社  鎮座地:7区・西長
  祭神  菅原道真公
  創建  昭和19年太宰府天満宮よりその分霊を勧請
  祭礼  7月1日:願成就 9月1日:願成就 10月15日:「おくんち」
 西長野の鎮守 社殿は昔からの「がらんさん」を祀るため昭和13年に建立
 現在も「がらんさん」を合祀している
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