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天領の日見宿を過ぎると、やや勾配のある山裾の道を1kmほど歩く、これからが昔の旅人も、「坂甚だ急峻、馬にのること難し」と言った急坂である。。 漢方薬の商をする会員が街道脇に植えられている枇杷の葉っぱをとって、”これを靴の底に敷くと疲れが取れるよ。”と教えてくれた。周りにいた会員は早速実行、足が軽くなったのか、日見峠まで登ることが出来た。 この途中、薄塚付近は高速自動車道のトンネル工事の真っ最中で、案内標識があるものの、迷い迷い馬頭観音の正面に出た。 馬頭観音から左に50mほど行くと日見新道の入口に着く。ここに山からの湧き水が曳かれていて、美味しかったこと格別であった。 日見峠の西側(長崎側)に立つと、はるか彼方に稲佐山か霞んで見えた。この感激は今も忘れることが出来ない。 これからは長崎市内へ国道34号線沿いに下る一方である。蛍茶屋から出る市電を見ながら、「長崎街道ここに始まる」と書かれた石柱が建つシーボルト通りを通り、蛇踊りで有名な諏訪神社に到着した。 総勢19名の会員は長崎街道の無事踏破を終え、感激を噛みしめながら、神に頭を下げた。平成15年3月23日であった。 |
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