飯塚〜内野


表示名をクリックすると写真にリンクします。
 飯塚宿の長崎街道は飯塚市本町のアーケード商店街を通っている。是を通り抜けて200m程行くと南構口跡である。それを少し南に歩くと穂波川に架かる徳前大橋に着く。長崎街道はこの橋より少し上流にあったようだ。
 ここから堀池ー秋松ー穂波町役場ー楽市と1車線道を歩き、新道というところで県道473号線を横断、天道駅へと進む。
 新道から天道駅までの片側には川幅1.5mほどの水流があり、この上に家が建ち並んでいる珍しい光景が目に入る。。
 天道駅の道路向こうには天道宮が、その前の県道473号線を300mほど歩き、JR福北ゆたか線を渡るのだがこの辺りは民家が建ち並び道路はなくなっている。線路を渡ると乗用車1台が通るくらいの道に出る。ここからまた長崎街道である。
 大楠のJR踏切から穂波川の左岸を200mほど行くと穂波川の渡しに着く。民家の横の細いあぜ道を30mほど川辺に行くと「渡し」と書いた標柱が立っている。
 現在の対岸は鉄道線路と国道200号線が走っており、渡し場としての感覚はまったくない。
 勿論、対岸の長崎街道も無くなっており、通ることは出来ない。寿命まで別経路を通り、そこから国道200号線西側の町道(長崎街道)に入り出雲まで、その後、国道200号線を長尾まで歩いて、筑穂町役場の方へ右折する。老松神社ー筑穂町役場ー愛宕神社ー内野宿へとJR筑豊本線沿いに歩き北構口に着く。

天道神社

 御祭神は天照大神である。
 承平・天慶の乱(938年頃)の時、源満仲が藤原純友を大将陣(天道駅の東側丘陵)に対陣して決戦するに当たり、麓に祀る天道神社に全軍祈願して戦勝したと言う言い伝えのある神社である。
天道の旧家

明治元年創業の酒屋である。
玄関には一鳥万宝と書かれた垂れ幕があるが、カルガモに田の草を取らせる無農薬栽培によりできた米で造られたお酒だそうである。
長崎街道

JR福北ゆたか線の東側、大楠踏切付近から来た方向の状況である。
瀬戸の渡し

穂波川の土手に設けられた標柱。
対岸のセメントの上は国道200号線、下は
JR福北ゆたか線
秋月街道との分岐点

正面左の小屋の30mほど先が瀬戸の渡しの入り口であり、正面の道路から右の幟旗方向に秋月街道は伸びている。
豆田天満宮
阿恵の老松神社

老松神社は北野天満宮の末社で、阿恵の他、近くの長尾にもあり、この地から米ノ山峠を通って大宰府天満宮へ行く筑豊の入り口に建てられたものではなかろうか。
境内には猿田彦大明神の碑もある。
猿田彦大明神の碑
愛宕の池水神

昔はここで休憩し、清水を飲んだのであろう。祠の中は地元の人によって綺麗に清掃され、直径1mほどの溜り水があり、榊の枝が一対供えてあった。
愛宕神社
横山峠

今は峠などと言えないが、長崎街道・横山峠と書いた案内標識がある。
歩いたのは6月、アジサイが植えられよく咲いていた。
小倉〜黒崎 黒崎〜木屋瀬 木屋瀬〜小竹 小竹〜飯塚 飯塚〜内野 内野〜山家 戻る
山家〜原田 原田〜田代 田代〜轟木 轟木〜中原 中原〜神埼 神埼〜佐賀
佐賀〜牛津 牛津〜小田 小田〜北方 北方〜武雄 武雄〜嬉野 嬉野〜彼杵 宿場
彼杵〜松原 松原〜大村 大村〜諫早 諫早〜矢上 矢上〜日見 日見〜長崎